睡眠時無呼吸症候群（SAS）とは
睡眠中に呼吸が停止する、または低呼吸になる状態を睡眠時無呼吸症候群と言います。Sleep Apnea Syndromeの略でSASとも呼ばれます。SASの主な原因は、喉周辺の気道が塞がって一時的に呼吸が停止する閉塞型と、脳からの指令がなくなる呼吸中枢の異常の2つが挙げられます。
ほとんどの場合が閉塞型で、首周囲の脂肪や顎が小さい、扁桃や口蓋垂が大きい、舌が大きいなどによります。
また、喫煙や飲酒習慣・睡眠薬の服用も影響します。
主な症状は、いびき・不眠・中途覚醒・昼間の強い眠気・疲労感・起床時の頭痛などです。睡眠時無呼吸症候群を発症すると、SASの診断について
先ずは、問診にて睡眠障害について丁寧にお伺いします。以下の3つの症状がある場合は、睡眠時無呼吸症候群が疑われます。 問診や診察の結果、検査が必要と判断された場合は、簡易型検査装置によるスクリーニングを実施します。検査結果からSASと診断された後、治療を開始します。
治療の中心はCPAP
睡眠時無呼吸症候群の治療は、CPAP（シーパップ）という治療器を用いて行います。CPAPは、睡眠中に気道が閉塞するのを防ぐ専用鼻マスクです。
この鼻マスクを用いて、喉の閉塞を改善し、睡眠時の無呼吸を防ぎます。 軽度の場合は、生活習慣の改善や専用マウスピースの装用などで、症状が緩和することがあります。
以下のような症状がみられたらご相談ください
- いびきがうるさい
- 昼間強い眠気がある
- 疲労感がある
- 不眠
- 朝起きると頭痛がする、または身体が重い
など
